受賞者からのメッセージ1

山本 奨

2007年度 最優秀賞

◆受賞プラン名

地域連携を実現するための在宅介護支援ネットワークシステム

株式会社 カナミックネットワーク 取締役会長

山本 奨さん

「超高齢化社会」を日本にとってのチャンスに

2025年といえば、団塊の世代の方々が75歳を超えるタイミング。日本は世界に先駆けて、本格的な「超高齢化社会」となります。しかし、ここを生産的な形で乗り越えられれば「課題“解決”先進国」として、海外にそのモデルを輸出できるチャンスとも言えます。

ただの延命ではなく「自分らしく生きる尊厳のため」に必要な在宅介護に不可欠なのは、自治体や病院・在宅医、看護師、ケアマネージャー、ヘルパー等の情報共有および連携です。そこで各機関が情報端末に入力するケアプランや介護記録、カルテ情報、経過状況などを同一システム内(クラウド上)で一元管理できるシステムを開発しました。これにより、患者さんに関わる各専門職の方々が、組織を超えて情報共有することが可能となりました。

コンテスト受賞から広がった新たなステージ

2007年の「みたかビジネスプランコンテスト」受賞がきっかけで、東京大学高齢社会総合研究機構や千葉県柏市と協働して、当システムを導入した取り組みがスタートしました。ここでは単なる業務ソフトの連携にとどまらず、関係者同士が一堂に会し、直接顔を合わせて議論する「オフラインの関係づくり」にも注力しました。これがより強くオンラインの関係を向上させる弾みとなり、地域コミュニティの形成や「人」としての連携の強化にも繋がり大きな成果を得ることができました。

この4年間の業績が認められ、現在では全国50カ所以上の自治体や医師会に導入をしていただいています。そんなきっかけの場となった同コンテストには深く感謝をしており、また未来の起業家たちの足がかりとなることを心から願っております。

 


 

芳賀 裕子

2007年度 しんきん産業活性化賞

◆受賞プラン名

整理収納代行サービス整理収納コンサルタント事業(家事代行業)

Studio HAGA主宰 整理収納アドバイザー

芳賀 裕子さん

18年間の専業主婦生活から、起業の道へ

部屋が片付かなくて困っている方は、たくさんいらっしゃいます。仕事や育児で多忙な女性、ストレスでうつ状態の方、介護施設に入居する前の高齢者—。そんな方のために、ただ掃除をするだけのハウスキーピングではなく、「自分の力で片付けられる」ように導いてさしあげるサービスを実現したいと考えていました。

最初は企業に企画を持ち込み、そちらの事業として始めるつもりでしたが、なかなか思うようにいきません。そんなとき縁あって飛び込んだのが、当時、三鷹で開催されていた起業塾です。「そうか、自分の仕事は自分で作ればいいんだ」と強く感じました。18年間は専業主婦だった私は右も左もわからず、金額の記入方法から電話の応対など、起業塾の先生方に一から丁寧に教えていただきました。

プランを作るだけでも「経営脳みそ」の整理に

そんな中で応募した同コンテストです。受賞の知らせを聞いたときは、本当にうれしかったです。その後すぐに起業、いただいた賞金ではホームページを作りました。先生からの助言もあって「お片づけコーチング」の商標も取得。受賞をきっかけに出版やテレビのお仕事もいただくようになり、より多くの方々に「お片づけコーチング」のセオリーを活用していただけるようになったと思います。

家庭の運営も立派な「経営」です。その延長線上で経営を考えてみてはいかがでしょうか?濃密な生活者である主婦の方々には、その視点だからこそ気付くアイデアがたくさん眠っているはずです。

私自身、ビジネスプランを作ることは、それだけで大きな「経営脳みそ」の整理につながりました。挑戦してみる価値、ありです!