受賞者からのメッセージ(2018年)

たかまつ なな

2017年度 最優秀賞

◆受賞プラン名

「笑える!政治教育ショー」を全国に届けたい

株式会社笑下村塾 創業者・取締役
第4回全国創業スクール選手権 中小企業庁長官賞

たかまつ ななさん

お笑いを通して、社会問題を発信したい

中学2年生の時に爆笑問題・太田光さんの著書『憲法9条を世界遺産に』を読んで、お笑い芸人になることを決意しました。お笑い芸人だからこそ、政治を身近に伝える方法があると確信したからです。テレビのバラエティ番組などに、高学歴・お嬢様キャラのピン芸人として呼んでいただけるようになりましたが、「若い人たちに、もっと政治に関心をもってもらいたい!」と株式会社笑下村塾を設立しました。

2016年の18歳選挙権導入をきっかけに、若者が政治の場で主役になりました。これをブームのまま終わらせてはならない、でも、私一人では限界があります。そこで、お笑い芸人100人を巻き込み、全国の学校で主権者教育の出張授業を届けたいと思いました。お笑い芸人が「政治教育ショー」を行うことで、政治に対する敷居を下げることができればと考えたからです。これまでに約2万人の高校生に出張授業を届けることができました。

今後は、ビジネスプランコンテストのプレゼンの質疑応答でいただいた審査員からの厳しいアドバイスなどを活かし、100人のお笑い芸人が全国津々浦々で出張授業を開催し、年間で200万人に届けることを目標に活動しています。

政治だけでなく、国際社会にも関心を持ってもらいたい

みんなが政治を我が事としてほしい、と草の根の活動を続ける一方で、私自身はJICA(国際協力機構)の「なんとかしなきゃ! プロジェクト」の一貫で、バングラディシュやカメルーン、マダガスカルなどを訪問しました。現地の女性から「ありがとう」と声をかけられた時、お笑い芸人になって良かったと実感しました。

そして、訪問先の現場に触れSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの重要性について理解しました。SDGsとは、2015年に国連サミットで採択された、国連加盟193か国が2030年までの15年間で達成するために掲げた17の目標です。日本では多くの人が「難しいから」と政治だけでなく社会問題にも距離を置いていますが、決して興味がない訳ではありません。そこで、SDGsについて学ぶカードゲームを使って、ババ抜き遊びをしながらの17の目標に関心を持ってもらう出張授業も始めました。

1つのビジネスモデルを基に、いろいろなアイデアをかたちにしていくことができます。全国規模の大きな大会にくらべ、「みたかビジネスプランコンテスト」は身近なアイデアで挑戦しやすいと思います。ぜひ、挑戦してみてください。

 


 

宮崎 雄基

2013年度 優秀賞

◆受賞プラン名

せーの

anecle株式会社 取締役

宮崎 雄基さん

ビジコンに参加して見えてきた自分の進路

「ビジネスプランコンテストに出てみないか」。武蔵野大学在学中に教授に勧められ、友達と6人グループで応募したのが、地域コミュニティに特化したアプリ「せーの」です。6人で、どんなビジネスプランが良いかアイデアを出し合い、絞り込んでいきました。「せーの」は一人ではなかなか続けられないダイエットや禁煙、英検の学習などを、それぞれの取り組み、地域、世代ごとにコミュニティを作り、皆で励まし合うことでモチベーションを高め、取り組みを継続していくことを可能にするアプリです。

「みたかビジネスプランコンテスト」で優秀賞を受賞できたのは、審査員が単に項目ごとに数字を割り当てる得点法でなく、応募する側の熱量も評価してくれて、最終審査に残れたのではと今でも思っています。在学中は、テレビマンを目指してTV番組のADをしていましたが、ビジネスプランコンテストに参加したことで、自分の進む道は他にあるという思いが強くなりました。将来起業するうえでもっと学びたいと、夜間に科目履修するプログラムなら多様な人たちが集まるだろうと考え、大学卒業後は青山学院大学大学院のビジネススクールに進みました。

多くの人と知り合い、アイデアを形にしていく

大学院ではグループに分かれビジネスプランを練っていきます。一緒に学んでいた同級生の中にエンジェルになってくれる人が現れ、自分の得意な動画編集の技術を活かせるWeb制作と学外学習の総合支援を行う「株式会社PRUFF」を大学院時代に立ち上げました。また、大学院卒業後には姉ギャル限定買い取りサービスの「anecle(アネクル)株式会社」を立ち上げました。その時、大学院のビジネスプランニングで一緒に優勝したメンバーの一人に中国人留学生の女性がいて、彼女が日本の姉ギャルファッションが大好きだったことが起業のきっかけでした。現在、姉ギャルファッションを鑑定できるアセッサー数名と共に買い取りの実証実験を繰り返していて、買い取りだけでなく販売やレンタルも視野にサービスの開発中です。

大学在籍中に「三鷹のビジコン」に出場し、ビジネスプランを考え、専門分野の先生のところへ企画書を持っていきご指導をいただくことができました。アイデアを練り直しては、また別の先生に評価してもらうということを繰り返し「せーの」のビジネスプランは完成しました。その体験が今に活きています。そういった経験が可能な在学中の若い方にこそ、ビジネスプランコンテストに挑戦していただければと思っています。